妊娠~流産~流産後までのキロク【前編】

初めての妊娠。

そして、流産。

歓びと不安。

哀しみと感謝。

いくつもの感情と、次々起こる体の変化。

経験したことのない波を乗り越えようとしているときに、
助けになったのが経験者の方々の”記録”でした。

もしかしたら、未来の誰かの役に立つこともあるかもしれないと思い、
公開ブログへ残しておくことにしました。

※あくまでも一個人の記録です。
 妊娠や流産で経験する感情や体の変化は、
 人それぞれまったく違うものであることを前提でお読みください。

妊娠が分かった日

妊娠が分かったのは、高温期の17日目のこと。
いわゆるフライング検査でしたが、妊娠検査薬は10秒も経たずに陽性反応が出ました。

分かった瞬間は、大きな驚きはなく冷静に受け止めている自分がいましたが、
徐々に喜びが湧き上がって、「本当に幸せーーー!」でした💕

すぐに夫に報告して、ふたりで「わああーーー!」と喜び、
今後のスケジュールを立てたり、必要なものを調べたりし始めました。

そして、1週間待ってから病院へ行き、無事に妊娠が確定。

確認された胎嚢の大きさは8.6mmで、先生に「4週くらいですかねぇ」と言われました。
最終月経から数えたら5w4dだったので「あれ…?」と思いましたが、
このときは、「そんなものなのかな?」と気にしないことにしていました。
(ちなみに月経周期は安定しており、排卵日もある程度特定できていました。)

「また2週間後に来てください」と言われて、あっさり終了。

たぶん、初めての妊娠あるあるだと思うのですが、
母子手帳を貰えるのかと思っていたので、
「まだ完全な確定じゃないんだ😔」と、喜び切れないもどかしさを感じました。

それでも、明らかな体と心の変化があり、
心の真ん中からは、なんだかとっても甘くてジューシーな何かが湧いてくるし、
確かに、「わたし、お母さんになってる」というあったか~い感覚に包まれていました。

出血のはじまり

はじめて出血したのは、初診から1週間後くらいのこと。
それから、ごく少量ですが、毎日のように出血がありました。

さすがに不安になり、
「出血したけど無事に出産した」という体験談を読み漁り、
YouTubeで「妊娠初期の出血は、よくあることだよ~」という動画を観て、
「きっと、わたしも大丈夫」と言い聞かせる毎日。
同時に、流産についても、調べたり本を読んだりして学んでいました。

これも、妊娠初期あるあるだと思うのですが、
1週間がものすごーーーーーーーーーーーーーーく長かったです。

ちなみに、この頃毎日のように観ていたのが【助産師HISAKOの子育てチャンネル】さん。
こちらの動画で、
妊娠初期の出血のメカニズムについても分かりやすく解説してくださっています。
これが、わたしには安心材料になりました😌💛

結果として、今回は流産の兆候の出血ではありましたが、
原因が分からない間は「いかに自分の中から不安を無くしてあげるか」が大切だと思います。
だから、流産についての知識を入れながら、
安心材料も探してあげるといい!というのがわたしの意見です。

2度目の診察

最終月経から数えて、7w4dの日。

「出血していても、きっと大丈夫!」と言い聞かせていたのに
問診してくれた助産師さんに「出血はよくないわねぇ…」と言われてしまい、
期待していた反応と真逆の言葉にショックを受けました。

内診の結果は、
胎嚢が22.1mmまで大きくなっていて、6w1d相当とのこと。

でも、胎嚢の中は空っぽ。
もちろん心拍も確認できません。

それを確認した先生は、少し言葉を濁すように、
「今日だけで判断することは出来ないので、1週間後にまた来てください」
と。

その途端、混乱状態に陥ってフリーズ。

「…え?」

「大丈夫だと思ってたけど、違うの…?」

「判断って、、、流産の判断だよね…」

グルグルとそんなことばかりが出てきて、
質問しようと準備していたことが全部吹っ飛んでしまいました。

“流産の可能性もある”と分かっていたつもりでしたが、
いざ、その可能性を自分に対して提示されると、
こんなにもショックを受けるものなんだ、と痛感。
自分の中に湧いて渦巻いた感情に戸惑い、驚き、
「ぐちゃぐちゃになった心から早く解放されたい…

というのが、正直な気持ちでした。

“1週間後”と言われたけれど、「また長い長い1週間を過ごすのか…」と思ったら
げんなりしたので、6日後に予約を入れてもらって診察室を後にしました。
(たった1日、されど1日!)

地に足が付かず、フワフワした状態でお会計に向かって。

お会計を待つ間、気を逸らそうと一生懸命テレビを眺めていたけれど、
堪えきれなくて涙が伝いました。

それに身を任せていたら号泣しそうだったので、
なんとか病院を出るまでは涙を誤魔化しましたが、
迎えにきてくれた夫の車を確認した瞬間に涙腺は決壊。

感情を抑えきれないジブン。
冷静に「久しぶりに、こんなに泣いてるなぁ」と、観察しているジブン。
そして、
「もう、きっとこの子は育たないんだ」ということを確信しているジブン。

いろんなジブンに対応するので精一杯で、
夫が掛けてくれた言葉は、まともに聞けませんでした。
たぶん「まだ分からないことだから、安静にしながら来週を待とう」
といったようなことだったのかな。

ちなみに、この時点での「もうダメなんだ」という確信の感覚は、
“期待して傷つかないようにしよう”という予防線だったのかもしれません。

“直感で感じ取った”と言えばカッコイイ気もしますが、どうだったのか…。

出血量が増えた

診察から3日後のこと。
出血量が増えて不安になったので、病院へ電話をしました。
(出血量増えたり、お腹痛くなったりしたら連絡してね。と言われていたので。)

担当の先生はいなかったのですが、
他の先生に内診してもらったら、前回と状況は変わらず。

「無理はせず、また予約している日に診させてくださいね~」
で、終わりました。

最後の診察

最後の診察の頃(最終月経から数えて8w3d)には、
毎日出血することにすっかり慣れていました。

不思議なもので、慣れてしまうと「なんてことない」ような気になるんですよね。

腹痛もなかったので、
「もしかしたら大丈夫かも。たまたま前回成長が遅かっただけかもしれないし!
大丈夫な可能性も残ってるはず。」
と、ほんの少しの期待も持ちながら、内診台に腰を掛けました。

…が、胎嚢の成長が止まっていることが分かり、またしても中は空っぽ。
卵黄嚢すら確認できませんでした。

24.6mmで6w5d相当。

「成長が止まってますね」

という言葉に、今回は涙を我慢できず、先生の前で泣いてしまいました。
(やさしい先生でよかった…。)

「出血量が多くなっているので、もしかしたら自然と出てくるかもしれませんが
早ければ明日にでも、手術することも出来ます。
ご家族と話して、また連絡してください。」

とのこと。

ショックを受けながらも、今度は初めての流産への不安も生まれ、
「自然と出てくるって、、、どんな感じなのよ?」
「どんなのが出てくるのよ?」
「出来れば、ご対面したいけど、どうすればいいのよ?」
と、疑問が次から次へと湧いてきました。

先生の回答は、
「透明な袋なので、分かると思います。
もしキャッチ出来たら、持ってきていただければ検査しますが
トイレなどで流れてしまうことも多いので、そうなったらお気になさらず。」
とのことでした。

前回の診察の後に、ある程度覚悟が出来ていたからか、
ショックの大きさは前回の方が大きかったです。

とは言え、また泣きに泣きましたが。

哀しさと悔しさとショックと驚きと、
いろんな感情の中に在りながらも、
夫とふたりで乗り越える、初めての苦難だな。
ふたりで乗り越えるって、ひとりじゃないって、いいもんだな。
これも、人生の中での経験のひとつに過ぎないし、
経験できてよかったな。

そんな風に、前向きな気持ちもたくさん湧いてきました。

夫の、
「妊娠できるということが分かったんだし、前進してるよ」
という言葉にもハッとさせられて、
有難い1ヶ月だったな…」と、このときは素直に心から思うことが出来ました。

ー後編へー