自宅で簡単!セルフケア ーセサミオイル編ー

こんな人にオススメ!

アーユルヴェーダのオイルトリートメントでよく使われるセサミオイル。
スーパーで買える太白ごま油を使えばOKというお手軽さもさることながら、多くの人にとって、よい影響をもたらしてくれるので、ぜひ取り入れてみてください。

積極的に使ってみてほしいタイプ

積極的に使ってみていただきたいのはこんな方です。

  • 肌や髪が乾燥している方白髪でお悩みの方
  • 偏頭痛のある方
  • めまいの症状がある方
  • 月経痛のある方
  • 体に何かしらの痛みを感じている方(肩こりや腰痛など)
  • 便秘の方
  • 冷え性の方
  • ぐっすり眠れない方
  • 睡眠時間が極端に短い方
  • 痩せすぎの方
  • 体力がなく疲れやすい方
  • 食事を摂らなかったり、簡単なものだけで済ませている方
  • 常に忙しくて静かな時間が持てない方
  • 漠然とした不安を抱えている方
  • 忘れっぽい方
  • よく物を無くす方


これらはすべて、ヴァータ(空・風)の乱れによって起きている不調と考えられます。
セサミオイルがヴァータを鎮静してくれるので、結果として、体や心の調子もよくなっていきます。
ちなみに、不調になってから時間が経っているほど、改善するまでの道のりは長くなります。
そんな方は、根気強く、習慣として続けてみてください。

積極的に使ってほしいとき

不調があるとき以外にも、ヴァータの乱れが起きやすいときには、事前にケアしてあげるといいですよ。
例えば、

  • 引越しをして住環境が変わった
  • 新学期や異動などで環境が変わった
  • とても忙しくなるのが分かっている
  • とても緊張するイベントを控えている
  • 飛行機や新幹線などの速い乗り物に乗る予定がある

など。

様子を見ながら使ってほしいとき

一方で、少し注意して様子を見ながら使っていただきたいのは、こんな方&こんな時です。

  • 皮膚の炎症がある
  • 内臓系の炎症や疾患がある
  • よく下痢をする
  • ひどい目の充血がある
  • 火照りがある
  • 真夏日の日
  • 暑い場所(サウナなど)にいたとき
  • 辛味の強いものを食べたとき

上記のような症状のある方は、ピッタ(火・水)の乱れが疑われます。
ごま油は温める効果があるので、ピッタを乱して症状を悪化させる可能性があります。
合わなければココナッツオイルに変えてみてください。
また、元の体質にもよるのですが、上記のような状況下にあるときはピッタが上がるので、様子を見てみてくださいね。

それでは、次から具体的な使い方を見ていきます。

使い方

まずは準備

①食用の太白ごま油を用意する
※よくお料理の香り付けに使われる“黒いごま油”ではNGなので、ご注意を!

九鬼さんのものでなくても大丈夫です。

②キュアリングをする
キュアリングとは、加熱処理のことです。
加熱すると、少しサラサラとして肌に浸透しやすくなります。
また、オイルの酸化を防ぎ、更に抗酸化成分を生んでくれるそうです。
酸化すると悪い成分を受け取ることになるので、ご注意を!

<準備するもの>
・お鍋(ステンレスや琺瑯のもの)
・料理用の温度計
・遮光ガラス瓶

<やり方>
①お鍋に太白ごま油を入れて、温度をはかりながら弱火で加熱する。
②90度になったら火を止める。
→火を止めてからも温度が上がり続けます。
 「100度以上にならないように~」など色々な考えがありますが、わたしの経験上は100度超えてしまても大丈夫です。
③油を冷ましてから、用意したガラス瓶に移す。
④暗くて涼しい場所で保管する。

これで事前準備は完了です。
キュアリングしたオイルは3ヶ月程度で使い切ることをオススメします。
毎日、少しずつでいいのでマッサージをしてみましょう!

オススメの簡単マッサージ

すべて共通で、セサミオイルを人肌以上に温めてから行うようにしてください。
心地よい温かさで、火傷にはお気を付けてください。

私はキャンドルのオイルウォーマーで温めています。
ミルクパンなどの小さなお鍋で使用分を温めたり、ガラス瓶をそのまま湯煎したりしてもいいと思います。

①足裏
時間をかけなくても、足裏にオイルを塗りこむだけでOKです。
眠る前に行うと、睡眠の質を高めてくれます。(オイルで寝具を汚さないように靴下を履くといいと思います。)

時間があるときは、足裏をゆっくりと眺めて感謝の気持ちを贈りながら、やさしく撫でてあげましょう。
わたしは、指の間や付け根などをやさしく押してあげるのも好きです。

足は、大地と繋がる部分。
しっかりグラウンディングすることがヴァータの鎮静にも繋がります。

②耳
これも時間をかけなくても大丈夫です。
まずは、オイルを耳裏に塗り込むだけでもOK!

もっと出来そうだったら、人差し指と中指で耳を挟んで上下にやさしく撫でてあげます。

このまま手を上下する感じです。

慣れてきたら、耳全体を少しずつ引っ張ったり、ぎゅっと小さく丸めたりしてみます。

写真は4枚ですが、細かく分けて少しずつ揉みほぐしてあげてみてください。痛くない強さで。
こんな風に耳を折りたたんでしまいます。痛かったら無理せず。

時間があるときは、耳の穴にオイルを入れる”カルナプラナ”をするのもオススメです。
(中耳炎や鼓膜が破れているなど、耳の不調がある方はしないでください。)
近くにティッシュやコットンを用意して、横向きで寝転び、オイルをスポイトなどで耳の穴の中に垂らして数分置きます。
ご家族などにオイルを入れてもらうなどのサポートをしてもらえれば、とってもやりやすいです。

ちょっとハードルが高いので、わたしはコットンにオイルを染み込ませて、それを耳の穴に入れて数分置いたりすることもあります。

耳はヴァータと関係の深い感覚器官です。
こんな風に労わって、休ませてあげてくださいね。

③頭
これまた、最初は超簡単にやってみましょう。
頭頂に少量のオイルを塗り込むだけでOKです。

時間があるときは、頭頂からオイルを垂らして頭全体に行きわたらせてヘッドマッサージを行います。
(オイルで洋服を汚さないように、汚れてもいいタオルなどを肩にかけて行ってください。)
ヘッドマッサージ後は、シャンプーやコンディショナーは使わずにお湯だけで流していきます。
頭がベトベトになるので、外出の予定がない日に行うことをオススメします。

常に色々なことを考えている脳に癒しを与えてあげることで、ヴァータを鎮静していきます。

やってはいけないとき

大丈夫な場合もあるようですが、念のため、こんな時は自己判断だけでやらないようにしてください。

  • 妊娠中
  • 生理中
  • 風邪を引いているとき(発熱や嘔吐など)
  • 体力がなくなっているとき
  • 極度の疲労があるとき
  • 食後すぐ
  • 飲酒後
  • 性行為の直後

心配な方は、アーユルヴェーダドクターに相談してみてくださいね。

マッサージ以外の使い方

①うがい
サンスクリット語では、“ガンドゥーシャ”と言います。
一般的には、オイルプリングと言われていますね。
少量のオイルを口に含み、くちゅくちゅと口全体に行きわたらせながらうがいをして、オイルがサラサラになったら吐き出しましょう。

アーユルヴェーダでは、舌磨きとセットで行います。
朝、タングスクレイパーで舌苔を取り、その後にガンドゥーシャを。
※このやり方については、そのうち別記事にします。
口腔内を綺麗にして、口臭予防にも役立ちます。

②点鼻
サンスクリット語では、“ナスヤ”と言います。
スポイトでオイルを吸い上げ、片鼻につき1~2滴垂らし、鼻をつまんで揉み込みましょう。

アーユルヴェーダでは、鼻うがいとセットで行います。
朝、ネティポットで鼻うがいを行い、その後にナスヤを。
※このやり方については、そのうち別記事にします。
鼻を浄化するので、花粉症などのアレルギー症状に効きます。

③お料理
食用のごま油なので、もちろん毎日のお料理にも使えます。
お料理に使う場合は、キュアリングをしていないものでも大丈夫です。
ただし、開封後は早めに使い切りましょう。

質の悪い油は、体を老化させていきます。
安かろう悪かろう。
お料理にもいい油を使う習慣を!

最後に

わたしが大切にしているのは、「今よりちょっと、イイわたし」になることです。
もちろん、セサミオイルの質によって悪い影響を受けることも事実なので、注意はしてほしいのですが、恐れてできないよりはやった方がいいと考えています。

自分を心地よくしてあげる時間。
体に意識を向けてあげる時間。
心を休めてあげる時間。


その時間を取ること自体が、絶対にプラスに働くから。

ハードルを高く設定せず、ほんの少し、出来ることをやってみていただけたら嬉しいです。

Ami